本サイトは OFFICE YUKI Ltd. による写真やイラスト使用などの制作事例を掲載しています。
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進学塾プロモーション事例
江戸川区西葛西を拠点に、零細塾から中学受験進学塾として広範囲から生徒が通う人気塾に押し上げる契機となった、中学受験塾向け制作事例
(パネルポスター・折込チラシの一部 Creative Works: オフィスユキ )
チラシが転機となり、進学塾の教室は子どもたちで溢れ……
【明利学舎 鈴木明男塾長との回顧談】
——このチラシの制作依頼をいただいてから、もう20年近くなりますね。いまでは、塾長の独特の指導方針が評判を呼んでいます。江戸川区内の幼稚園の園長、小学校長会をはじめ、様々なところで講演を依頼されるなど、塾長のお人柄も相俟って親御さん達にも評判の超有名塾に成長されました。
進学塾の生き残りをかけた戦い。
塾長 当時は受験生同様、私たち進学塾も受講生募集で生き残りをかけた戦いの真っただ中にありました。
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当時、大手学習塾のフランチャイズ傘下ではあったのですが、このチラシを依頼するまでは、一日の指導を終えた深夜に毎晩のように、大量にコピーした手作りのチラシを夫婦で周辺の幾つもの団地・マンションの最上階に駆け上がり階下まで、時には怪しまれながらもポスティングしていたものでした。そんな窮状を異業種交流会で顔馴染みの方にお話ししたところ、オフィスユキさんを紹介いただいたんです。
—— そうでしたね。当時、ポスティングしていた手作りのチラシを拝見させていただきました。
塾長 ええ、ひたすら細かい文字でびっしりと手書きしたチラシを抱えて「これだけアピールしているのに、効果が出ないんですよ!」と相談しましたら、言いたいことだけ書いてあるけど、これではほとんどの人の心に響かない,じっくり読んでくれる人は居ないんじゃ無いでしょうか、と即座におっしゃいましたよね。
そこで、これまでのやり方では埒があかないと依頼することを決断しました。しかし当時は金銭的余裕も無かったので、同じ悩みを抱えていたフランチャイズ塾経営者仲間の友人にも相談して、折半でお願いすることにしたんですね。
—— そのご友人の教室で打ち合わせすることになったんでしたね。教室に入って見学させていただいて、先ずはどの様な指導方針なのか,集客にどんなに問題があるのかをじっくりお話を伺いながら体験した、速聴システムに感動しつつ,具体的にどの様な学習指導をされているのかを自習中の生徒さん数名にも話を聞きました。
塾長 そこでいかに子どもたちの「やる気を引き出す」こと「集中力を高める」ことが成績アップの原点だという、よそとの差別化を図るための訴求コンセプトができました。その後、でき上がったチラシ案の大胆な構図とインパクトのあるビジュアルを拝見したときの印象は強烈でした。しかも、カラー写真は使わず、敢えて2色でシンプルに表現されていることに、「ああ、これはいけるぞ!」と確信しました。
やる気は、親子関係に深く関わっている。
塾長 さて、ここが塾経営の一番大事な部分ですが……
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私どもがお子さんたちと接する中で強く感じてきたのが、成績の伸びは親子関係に深く関わっているという経験則だったのです。やる気を引き出すには家族、特に母親との良好な関係が成績の伸びに大きく関わっている。これらの事実を結びつけて「母親向けの体験教室を開こう」ということで,あのチラシに行き着いたんでしたね。
—— その後、お母さん方の体験教室はいかがでしたか。
塾長 私どもが日頃感じてきた想いを熱っぽく語ったんです。最初のうちは、「そんなことで成績が伸びるのかしら」と半信半疑のようでしたが、しばらくするうちに子どもたちのやる気、目つきが大きく変わってきたんです。やはり母親の影響力は大きい!と再認識しました。
—— このチラシを出してだいぶ後に、「やる気スイッチ」というTV CMが出てきました。
塾長 そうでしたね。「やる気を引き出す」という当塾の理念が定着してから10年くらい経った頃でしょうかね。
—— どう感じられましたか。
塾長 初めて見た時、「あれぇ、同じようなのが出てきたぞ」と思いましたが、そもそも「やる気スイッチ」の押し方、つまり私どもの強みであり指導ノウハウでもある、どの様にすればスイッチが入るのかが説明されていない。その点、私どもの教室のお子さんとお母さん達への取り組み方との乖離が大きいのかなと感じました。お母さん方が知りたいのはまさにその点なんですね。またそのことが、改めて当塾の指導方針への信頼強化につながりました。
—— 入塾条件はどのようになっているんでしょうか。
塾長 遠方から通うのはお子さん本人にも、送り迎えされる親御さんにも負担を強いることになりますので、ご家族が犠牲になるのは本末転倒になります。基本的に片道30分以内のところにお住まいの方に限定していることを、まずご理解いただいています。
—— その点はお相手に対して本当に心苦しいところでしょうが、30分の線引きは家族関係にも関わる大事なことですね。
当初のコンセプトが、今でも揺るぎない経営の基本になっていることは嬉しいですね。これからもますます周りの教育関係者の方々に,その信念を拡げていっていただきたいものです。 本日はお忙しい中、ありがとうございました。
塾長 こちらこそ、お陰さまで当塾の原点を振り返る貴重な機会をいただきました。ありがとうございました。
教室の拡張移転に際してリメイクしたポスターパネルは現在も教室エントランス階段の壁面に掲示。
明利学舎 鈴木明男塾長
<明利学舎> Tel. 03-5605-3796